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経営史の再構想​

スクラントン,フィリップ(ラトガース大学教授)

フリダンソン,パトリック(元・社会科学高等研究院教授)

粕谷誠(東京大学大学院経済学研究科教授)

矢後和彦(早稲田大学商学学術院教授)

出版年月2017年2月

ISBNコード978-4-901916-49-3

本体価格2,800円

A5判縦

頁数:294頁

本の紹介

「これまでの経営史研究は20世紀のアメリカの大企業を模範としてチャンドラーによって体系化されたものであるが、本書はこれに明確に異を唱え、隣接する社会科学との共同も視野に入れたまったく新らしい学問として経営史を再構想するものである。経営史といえば企業の歴史を研究するのが当然と思いきや、本書は「企業が特権化すること」は避けるべき「罠」であり、「儀式的および象徴的行為」が新たな研究の「機会」になるという。企業の組織や戦略のみならず、例えば「詐欺といかさま」がこれらの期待されるテーマとして「展望」され、文書資料だけでなく、研究の「資源」として「記憶」のあり方が深く考察される––。いずれも70歳を迎えられた経営史研究の大御所おふたりから発せられる本書のメッセージは若々しく新鮮であり、大いなる刺激に富んでいる。(「訳者あとがき」より)

目次

第1部 罠―経営史家が避けるべきこと(間違った具体化
     国家が常に「なかに」あることを認識しない誤り ほか)
第2部 機会―主題の領域(人工物
     創造と創造性 ほか)
第3部 展望―最新の文献にみられる期待されるテーマ(所有権の脱構築
     詐欺といかさま ほか)
第4部 資源―創造的な概念と枠組み(想定
     実践共同体 ほか)

第1部 罠―経営史家が避けるべきこと(間違った具体化

著者紹介

スクラントン、フィリップ
1946年生まれ。ラトガース大学教授
フリダンソン、パトリック
1944年生まれ。元・社会科学高等研究院教授

 

訳者紹介
粕谷誠
1961年生まれ、東京大学大学院経済学研究科教授
矢後和彦
1962年生まれ、早稲田大学商学学術院教授

『日本占領期性売買 GHQ関係資料』

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