この戦いはわたしたちの戦いだ―アメリカの中間層を救う闘争

エリザベス・ウォーレン著

(民主党所属、マサチューセッツ州選出上院議員)

大橋陽訳 (金城学院大学)

出版年月2018年4月

ISBNコード978-4-901916-40-0

本体価格2,800円

4/6判

頁数・縦340P 26cm

 

著者紹介

エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)

アメリカ合衆国の学者および政治家(民主党所属、マサチューセッツ州選出上院議員)。ハーバード・ロー・スクールなどで教鞭の経験をもつ連邦倒産法の学者である。2008年の金融危機の際、不良資産救済プログラムに関する議会監督委員会メンバー(英語版)の議長を務めた。その後、バラク・オバマ大統領のもとでは、大統領補佐官および消費者金融保護局のアメリカ合衆国財務長官顧問も務めた。2012年11月6日、マサチューセッツ州において初の女性上院議員となって以来、民主党のリーダー的存在として活躍。プログレッシブ層からの支持が厚く、先の大統領選挙では最有力候補とも言われたが、中立的立場をとり、ヒラリー・クリントンのサポートに回った。

訳者紹介

大橋 陽(おおはしあきら)

金城学院大学国際情報学部教授。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得退学(2002年)。専門はアメリカ経済論、現代アメリカ経済史。主要著作:「二分化された金融—低所得層の金融アクセスとフリンジ・バンキング」谷口明丈・須藤功編著『現代アメリカ経済史—「問題大国」の出現』(有斐閣、2017年)、「金融システムとアンバンクト」中本悟・宮崎礼二編著『現代アメリカ経済分析—理念・歴史・政策』(日本評論社、2017年)。主要訳書に萩原伸次郎監訳『米国経済白書』(蒼天社出版)。

内容

「この国には、自分の力だけで金持ちになった人は一人たりともいません

成功者は報われるべきだが、次の世代の子どもにも成功のチャンスを与えるために公平な負担をする。これがアメリカの社会契約だ。反ウォール街の闘士、反トランプの旗頭、エリザベス・ウォーレン上院議員はそう信じている。だが、アメリカの政治・経済システムは仕組まれたものだ。中間層は攻撃を受け、崩壊の危機に瀕している。お金に支配された政府は金持ちと権力者のためにしか機能していない。なぜアメリカは変質してしまったのか? どうすればかつてのアメリカを取り戻せるのか? ウォーレンは現代版ニューディールというべきものを提唱し、一握りの金持ちと権力者のためだけでなく、政府を全ての人々のために機能させるために戦っている。アメリカの偉大な約束を死なせてしまうのか、それとも反撃するのか。必要なのは一人ひとりが中間層を救うこの闘争に身を投じることだ。

 

目次

 

プロローグ

 

第一章 アメリカの中間層が消えてゆく

中間層と破綻/貧乏暇なし/またもワンツーパンチ/いっそう困難に/若者たちの夢/圧迫は決して止まらない/信仰の最後の糸

 

第二章 経済を少しでも安全にする 

どん底/銀行を投機家から守る/銀行を解体する――第二ラウンド/権力者との直接対決/規制が機能した/忘れられた金持ち/計画―政府を乗っ取る/警官が悪党のために働くとき/警官がいなければ崩壊が再来する/金融規制が重要だ

 

第三章 アメリカは中間層を創出した――そして破壊した

アメリカの約束/労働組合はアメリカの中間層の構築を手助けした/ほとんどのアメリカ人のために政府は機能した/人種の影/あるアメリカ人のストーリー/金持ち減税/爆弾を増やし、教科書を減らす/億万長者にべったりの政治家/成長を妨げる/私たちは科学的発見への投資を中止したのか?/労働者の力を弱める/アメリカの中間層を破壊する/トリクルダウンのまやかし

 

第四章 金持ちと権力者が支配権を掌握する

金銭強奪/ロビイストの群れ/政府と企業の回転ドア/経営幹部がすべてを仕切る/秘密にされる秘密/雇われ専門家/あまり中立的ではない裁判所/億万長者の世界

 

第五章 大変動の時代

不出馬/危険/スケープゴート/説明責任、ウェルズファーゴ銀行の手口/銀行を再び野放しに/選挙の後/戦いの準備はできている/チーム・トランプ/偏見と戦う/機会を創出する/民主主義を求める/これからの戦い 
 

エピローグ 

 

謝辞 
 

注 
 

訳者あとがき

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