top of page

工事中

アベノミクスカバーpdf.jpg
立ち読み

『アベノミクス下の地方経済と金融の役割』

村本孜・内田真人編著

出版年月2019年3月

ISBNコード978-4-909560-27-8

本体価格  3,800円

A5判

縦288頁

​執筆者

村本孜(成城大学名誉教授)(第1章)

内田真人(成城大学社会イノベーション学部教授)(第2章、9章 )

岡田豊(みずほ総合研究所主任研究員)(第3章)

中野瑞彦(桃山学院大学経済学部教授)(第4章)

近廣昌志(愛媛大学法文学部准教授)(第5章)

峯岸信哉(名古屋経済大学経済学部教授)(第6章)

家森信善(神戸大学経済経営研究所教授)(第7章)        

海野晋悟(高知大学人文社会科学部講師)(第7章)

森駿介(大和総研金融調査部)(第8章)

今喜典(21あおもり産業総合支援センター理事長)(第10章)

水野創(株式会社ちばぎん総合研究所取締役社長)(第11章)

内容

本書はアベノミクスにおける地域創生と金融面の役割について、地域経済・金融学者が理論、アンケート調査、実例...と、幅広い視点から分析した研究書である。全体の構成は第Ⅰ部から第Ⅳ部までの四つである。第Ⅰ部ではローカル・アベノミクスの直面する深刻な人口減少、地域格差、地域銀行の役割を総括した。第Ⅱ・Ⅲ部では金融の役割をテーマとして、量的・質的緩和政策で経営体力が疲弊している地方銀行に地域創生で期待される役割は何なのか、都市・地方における企業・家計のリテラシー格差が実際にどのようにあるのかを実証的に考察した。そして、第Ⅳ部では、アベノミクスが実際に地域経済にどのような効果を及ぼしているのかを、都市圏と地方圏の2県(千葉県、青森県)を事例に取り上げ、その差異を明らかにすることを試みた。このように本書はアベノミクスにおける地域創生が金融面でどのような効果をもたらしているのかを浮き彫りにしたものである。

 

 

目次

第1章 地域経済・金融とアベノミクス (村本孜)               

第2章 日本における地域間格差と地方経済の課題 (内田真人)

第3章 人口減少と地域経済 (岡田豊)

第4章 地方銀行の収益動向とビジネス・モデルの課題(中野瑞彦)

第5章 地方銀行の経営環境(近廣昌志)

第6章 地方創生に向かう地域金融機関への期待と課題(峯岸信哉)

第7章 経営者の経営力と中小企業支援の有効性(家森信善、海野晋悟) 

第8章 家計のリスク資産保有行動の地域差と金融リテラシー(森駿介)

第9章 地方における金融リテラシー格(内田真人)

第10章 アベノミクスと青森県経済(今喜典)

第11章 アベノミクスと千葉県経済(水野創)

あとがき 

詳細目次

はしがき

Ⅰ アベノミクスと地域の課題

第1章 地域経済・金融とアベノミクス                 

第1節 ローカル・アベノミクス

第2節 人口減少・企業減少−慢性ストレス

第3節 地域金融の担い手としての協同組織

第4節 地域金融の地平

 

第2章 日本における地域間格差と地方経済の課題

第1節 はじめに

第2節 戦後における地域間格差の動向

第3節 経済統計データから見る地域間格差

第4節 地方経済をめぐるその他の論点

第5節 地域間格差問題の課題とアベノミクスの地域創生

第6節 まとめに代えて

 

第3章 人口減少と地域経済

第1節 はじめに

第2節 日本全体の人口減少下で進む地域別人口の二極化

第3節 地方の人口減少の大きな要因の一つは若い女性の流出

第4節 今後の人口減少の大きな特徴は生産年齢人口の減少

第5節 地方では多くの自治体が長年人口減少に苦しんでいる

第6節 都心回帰がもたらす人口の二極化

第7節 近年目立つ20 歳代後半以降の人口移動

第8節 地方都市の多くで県間移動よりも県内移動の方が多い

第9節 地方の大都市振興の必要性

第10節 おわりに

 

Ⅱ アベノミクスと銀行

 

第4章 地方銀行の収益動向とビジネス・モデルの課題

第1節 地方銀行の収益とリスクの現状

第2節 地域の実体経済と金融の関係

第3節 地方銀行が果たしている役割

第4節 当面の課題と今後の展望

 

第5章 地方銀行の経営環境——預貸率変動の新しい解釈

第1節 はじめに

第2節 地方銀行の経営環境悪化状況

第3節 預貸率の現状とその新しい解釈

第4節 地方銀行の経営課題

第5節 むすび

 

Ⅲ アベノミクスと金融リテラシー 

 

第6章 地方創生に向かう地域金融機関への期待と課題

第1節 はじめに

第2節 地方創生施策の概要

第3節 地域活性化とは

第4節 地方創生に地域金融機関が関わることの意味

第5節 まとめ

 

第7章 経営者の経営力と中小企業支援の有効性 

第1節 はじめに

第2節 調査の実施概要と回答者の概要

第3節 回答者の経営者金融リテラシーの結果

第4節 経営者金融リテラシーと経営姿勢

第5節 経営者金融リテラシーと支援の利用状況

第6節 むすび

 

第8章 家計のリスク資産保有行動の地域差と金融リテラシー

第1節 はじめに

第2節 家計のリスク資産保有の地域差を生み出す要因

第3節 要因分析

第4節 おわりに

 

第9章 地方における金融リテラシー格

   ——資産運用面の取り組みからみた考察 

第1節 はじめに

第2節 地方における金融知識と金融リテラシーの現状

第3節 金融広報の取り組み

第4節 金融リテラシー格差の課題と解決策

 

Ⅳ アベノミクスと地方の現状 

 

第10章 アベノミクスと青森県経済

第1節 はじめに——マクロ経済政策と地方創生

第2節 青森県産業の変動チャネル——移出需要と域内需要

第3節   主な移出産業の生産拡大

第4節 主な域内需要産業——サービス産業

第5節 産業別の従業者の変化

第6節 景気回復と人口流出

第7節 まとめ——県内景気の回復後も続く人口流出

 

第11章 アベノミクスと千葉県経済

第1節 総括——アベノミクス下で起こっていること

第2節 千葉県の特徴とアベノミクスまでの状況

第3節   アベノミクス下の千葉県

第4節 今後の展望

 

あとがき    

 

『日本占領期性売買 GHQ関係資料』

こちらもお薦め
蒼天社出版 8 元気な中小企業を育てる.jpg
蒼天社出版 7 中小企業支援・政策システム_edited.jpg

16社協賛

出会った本はみな新刊だ!

専門書販売研究会は、2000年に人文・社会科学の専門書を発行している版元の4人の発起人によって「4社の会」として発足しました。小社の代表取締役である上野もその一人です。近年の、市場環境の変化は、専門書販売にとって厳しいものになりました。しかし長年研究を重ね出版された研究書・著作をうずもれさせてしまっては社会的損失と思い、「はじめてあった本は、いつも新刊」として読者へ・研究者へ・図書館へ書籍情報を発信することにしました。会員も増え「専門書販売研究会」と名称を変え、分野も多彩になり哲学・歴史・経済・農業・芸術まで網羅した会となりました。現在は16社で専門書の販売のための研究・情報を共有する活動をしております。
 これからも、コンセプト「はじめてあった本は、みな新刊」のもとに、日ごろ目にすることのない既刊書の再チャレンジを目指し、「こんな本もあったんだ」と言っていただけるように読者との出会いを目指します。​

🔳会員
大月書店 科学出版社東京 慶友社
言叢社 三元社 新泉社 新評論
蒼天社出版 千倉書房 筑波書房
刀水書房 同成社 批評社
ぺりかん社 めこん 緑風出版

大統領諮問委員会

ホワイトハウス.png
政治経済研究所.png
bottom of page