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​米国経済白書 2025
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​米国経済白書 2025

​萩原伸次郎 監修 『米国経済白書』翻訳研究会 訳

萩原伸次郎・大橋陽・下斗米秀之 訳

出版年月2025年9月

ISBNコード978-4-909560-42-1

本体価格3,000円

判型B5判・並製

頁数238頁

発売:2025年月9月1日

🔳著者

アメリカ経済諮問委員会

🔳訳者

萩原伸次郎 横浜国立大学名誉教授(総論、大統領報告、第1、2、3章)

大橋陽 立命館大学経済学部教授(第5、6、7章)

下斗米秀之 明治大学政治経済学部准教授(第4章、付録A)

🔳米国経済白書の2025度版の特徴

本年度版の白書は、バイデン前アメリカ大統領の最後となった経済報告書である。前バイデン大統領は任期の4年間、パンデミック後の低迷した経済復興に努め、ウクライナ戦争、イスラエルのガザ地区への侵攻などで世界が大きく揺れた時期にアメリカ経済の建て直しに尽力した。トランプ大統領が再選後に採った各国との相互関税政策や移民政策など数々の政策の前にバイデンーハリス政権下の経済政策は影が薄くなりがちだが、この間の経済政策は大変貴重なもので見落としてはならない。米国の経済事情を知る最近の情報誌。

🔳目次

第1章 2004年の回顧と将来の展望  
第2章 リモートワークは、いかに経済をつくりかえるか
第3章 グローバル化した経済とともに国際租税システムを整える
第4章 米国の医療保険適用の拡大と強化
第5章 米国で二酸化炭素実質ゼロ排出経済を実現する
第6章 国際資本移動における米国の役割
第7章 K-12 教育制度――イノベーションの経済的影響と機会

🔳詳細目次

第1章 2004年の回顧と将来の展望

 ユニークな回復 

 マクロ経済的展開

 ・GDP

 ・回復状況

 ・消費

 ・消費需要の移動

 ・サービス支出の落ち込みと財の消費

 ・過剰貯蓄

 ・投資

 政策環境  

 ・財政政策

 ・金融政策

 ・金融状況

 ・住宅ローン金利

 ・インフレの展開   

 ・サプライチェーンの混乱

 ・強力な需要が抑制された供給に遭遇する

 インフレ期待

 ・労働市場――完全雇用に急速に回帰    

 労働者の経済的福利

 ・ドルとセントでの測定

 ・家計の財務状況

 ・経済的福利の追加的測定

 将来の危機への教訓

 ・活発な財政対応の便益

 ・失業保険

 将来の予測

 ・実質GDP成長の長期の見通し

 ・見通しの結論

第2章 リモートワークは、いかに経済をつくりかえるか    

 リモートワークの興隆  

 誰がリモートで働くのか? 

 リモートワークの枠組み    

 ・求職とマッチング

 ・地理的選択

 リモートワーク、福利、そして、賃金 

 ・リモートワークはどのように生産性に影響するのか

 ・リモートワーカーにとって賃金はいかに異なるのか

 リモートワークと雇用アクセス   

 相性と選り分けへの含意    

 ・短期での再度の選り分け

 ・長期において消滅するミスマッチ

 ・相性の質

 ・地理的再配置

 全体像と公共政策

 

第3章 グローバル化した経済とともに国際租税システムを整える

 グローバリゼーションと法人税システムの寄せ集め

 ・協力なきグローバリゼーション――囚人のジレンマ

 ・多国籍企業による国境を越えた税計画

 ・国境を越える税計画の経済的影響

 ・国境を越える税計画を抑える単独国の行動

 ・ジレンマに挑戦する――グローバル協調

 デジタル化と課税権の再考 

 米国は、なぜグローバル税取引から便益を得ることができうるのか 

 ・潜在的収入の生み出し

 ・より公平なかつ効率的な資源配分

 結論

第4章 米国の医療保険適用の拡大と強化

 ・医療保険の役割

 ・保険適用と経済的保護

 ・保険適用と健康

 ・保険適用、労働力供給、そしてその先へ

 医療保険取引所の保険へのアクセス拡大

 ・保険料税額控除の拡大

 ・税額控除を超えて――医療保険取引所の保険加入者の拡大に向けた連邦政府の措置

 メディケイド適用の保護と拡大

 ・メディケイドの適用範囲の拡大

 ・メディケイド適用範囲の保護

 メディケアにおける処方薬適用の強化とコスト削減

 ・処方薬価への経済的保護の強化

 ・薬価交渉によるコスト削減

 医療保険の強化とコスト削減に向けた次なるステップ

第5章 米国で二酸化炭素実質ゼロ排出経済を実現する

 過去を理解し、未来を見据える

 ・エネルギー関連CO₂排出量の歴史的趨勢

 ・最近の緩和政策が将来にもたらす影響

 ・実質ゼロ経済への経路

 電力

 ・電化の脱炭素化

 ・電化

 電化の先に向けて

 ・電化の先にある脱炭素化

 ・ネガティブ・エミッション技術

 ・これからの道筋

第6章 国際資本移動における米国の役割

 経常収支と金融収支

 国際資本移動の現状

 ・最近の米国の資本流入と資本流出 

 ・資本移動の地理学

 ・国際投資ポジション

 世界の株式仲買人としての米国――国境を越えたリターン

 海外直接投資

 ・FDI の便益と直接投資を促進する上でのわが政権の役割

 ・米国への投資

 ・他国への投資

 国境越えた融資とグローバル銀行

 ・米国内の金融仲介

 ・国境を越えた融資の変化

 安全への逃避――米国財務省証券とドル

 ・グローバルな安全資産として米国債

 ・世界の準備通貨としてのドル

 国際収支の全体説明

第7章 K-12 教育制度――イノベーションの経済的影響と機会

 なぜ教育が重要なのか――所得と経済成長への見返り

 ・人的資本経路についての事実 

 ・イノベーション経路についての事実

 ・教育達成度、知識資本、GDP成長

 K-12 教育制度の現状

 ・COVID-19と生徒の達成度、意欲、ウェルビーイング

 ・K-12教育の回復を促進する連邦政府投資

 ・教育成果における構造的課題と格差に対処する

 改善の機会

 ・学区間で資金を均等化する

 ・長期にわたって資金水準を安定化させる

 ・労働投入

 ・すべての学級に適格教員を配置する

 ・人材配置問題の原因

 ・適格教育者を確保し定着させるための政策

 ・教育者の潜在能力を最大限引き出すための政策

 ・資本投入

 ・本資金の不公平に対処する

 ・テクノロジー投入

 ・政策設定における連邦政府の役割

結論

16社協賛

出会った本はみな新刊だ!

専門書販売研究会は、2000年に人文・社会科学の専門書を発行している版元の4人の発起人によって「4社の会」として発足しました。小社の代表取締役である上野もその一人です。近年の、市場環境の変化は、専門書販売にとって厳しいものになりました。しかし長年研究を重ね出版された研究書・著作をうずもれさせてしまっては社会的損失と思い、「はじめてあった本は、いつも新刊」として読者へ・研究者へ・図書館へ書籍情報を発信することにしました。会員も増え「専門書販売研究会」と名称を変え、分野も多彩になり哲学・歴史・経済・農業・芸術まで網羅した会となりました。現在は16社で専門書の販売のための研究・情報を共有する活動をしております。
 これからも、コンセプト「はじめてあった本は、みな新刊」のもとに、日ごろ目にすることのない既刊書の再チャレンジを目指し、「こんな本もあったんだ」と言っていただけるように読者との出会いを目指します。​

🔳会員
大月書店 科学出版社東京 慶友社
言叢社 三元社 新泉社 新評論
蒼天社出版 千倉書房 筑波書房
刀水書房 同成社 批評社
ぺりかん社 めこん 緑風出版

大統領諮問委員会

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